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どこの宗派にも属さず、宗教という形式ではなく、自由でのびのびとした視点で解説しています。
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(ものみの塔・モルモン教・統一原理とは無関係です)
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友の愛
2010年9月 6日

 男同士がお互いを心から愛し、深い絆で結ばれる。

 そんな熱い男たちの強い絆を、一つの真実の友情の形を、聖書は私たちに示してくれています。

 それはダビデとヨナタンという二人の男の物語です。

 ダビデは神への深い信仰を持ち、神に選ばれ、やがてイスラエルの国王となるという特別な使命を受けていました。

 ヨナタンは、当時のイスラエル国王サウルの息子で、勇敢で武芸にも秀でた王子です。

 二人が出会ったとき、衝撃的なことが起こりました。

 聖書にはこう記されています。

 ダビデがサウルと語り終えたとき、ヨナタンの心はダビデの心に結びついた。ヨナタンは、自分と同じほどにダビデを愛した。 (Ⅰサムエル18:1)

 
王子ヨナタンが、ダビデにいわば一目惚れをしたのです。

 ヨタナンの父である国王サウルは、戦果を上げ民衆の人気をどんどん集めていくダビデに嫉妬し、国王の座を追われることを恐れてダビデを殺そうとします。

 しかしヨナタンは、徹底的にダビデの味方となり、彼の助け手となりました。

 サウルの不穏な動きを逐一ダビデに報告し、危険から逃れるよう勧めたのです。

 もしダビデがいなくなれば、国王に父サウルが居座り続け、やがては自らが国王になることも容易に考えられました。

 実の父、そして国王であるサウルの命令よりも、ダビデへの愛を選びました。

 王子としての自らの立場よりも、神が国王として選んだダビデを尊びました。

 そして二人は誓いを交わします。

 ヨナタンは、父が企てるダビデ殺害の計画を耳にした時にはすぐにそれをダビデに伝え、危険から身を逃れる手助けをすること。

 ダビデは、ヨナタンへ主の恵みを施すことです。

 ヨタナンは、命がけでダビデを助けました。

 おかげでダビデは遠くへ逃れ、危険から離れることができました。

 やがてヨナタンは、敵の戦いに敗れ、帰らぬ人となりました。

 ダビデの深い嘆きと悲しみは、歌となってこう記されています。

 あなたのために私は悲しむ。私の兄弟ヨナタンよ。あなたは私を大いに喜ばせ、あなたの私への愛は、女の愛にもまさって、すばらしかった。 (Ⅱサムエル1:26)

 
実はヨナタンには、足の不自由な子がいました。

 ダビデはヨナタンの死後、その子を見つけ出し、サウルの土地をその子に返し、いつでも王の食卓で食事をしてよいと告げました。

 こうして二人の誓いが全うされたのです。

 自分のことは全く顧みずに、自らが惚れ込んだ男、そして神に選ばれた男を最後まで愛し続けたヨナタン。

 そのヨナタンの思いをしっかりと受け止め、誓い通りヨナタンの子孫に恵みを施したダビデ。

 麗しい二人の友情の物語は、聖書の中でもとりわけ美しい光を放ち、3000年以上を経た今に至るまで、またこれからの世にあっても、色あせることなく語り継がれることでしょう。

 友はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。 (箴言17:17)