主のことばが成るように
2011年9月 8日
むかしむかし、サマリヤ(今のパレスチナの一地方)でひどいききんがありました。
ききんに加えて、敵軍によって町が包囲されていたことが、最悪の状況に拍車をかけました。
町ではなんと、ろばの頭や鳩のふんが売られるようになり、近所の母親たちが共謀して互いの子どもを煮て食べるほど、おぞましい有り様でした。
まさにこの世の地獄とも言うべき状況の中で、神のことばがエリシャという預言者に下りました。
エリシャは言った。
「主のことばを聞きなさい。
主はこう仰せられる。
『あすの今ごろ、サマリヤの門で、上等の小麦粉一セアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで売られるようになる。』」
(2列王記7:1)
1セアは7.6リットルです。
1シェケルは11.4グラムで、ここでは銀のことを指しています。
大ききんの最中、1シェケルの銀でそれほどの上質の小麦粉が売られるということは全く考えられないことでした。
なぜなら、売買されていたろばの頭は銀80シェケル、鳩のふんでさえ銀5シェケルの値がつくほどだったからです。
鳩のふんでさえ5シェケルもするのに、そんなにたくさんの小麦粉が1シェケルで!?
その時、王に付き従っている者が言いました。
「たとい、主が天に窓を作られるにしても、そんなことがあるだろうか。」
(2列王記7:2)
「何をバカなことを」というまるで相手にしていないような反応です。
預言者エリシャはすかさず言い返しました。
「確かに、あなたは自分の目でそれを見るが、それを食べることはできない。」
(2 列王記7:2)
結局こうなりました。
不思議ないきさつで、町を包囲していた敵の陣営のたくさんの食べ物、武具、財産が手に入りました。
ついには神のことば通り、サマリヤの門で大麦、小麦が1シェケルで売られるようになったのです。
神のことばが実現しました。
王の付き人は、門に押し掛けるたくさんの民衆に踏みつけられ、死んでしまいました。
この預言もまた、現実のものとなりました。
神のことばを軽く受け止め、信じて期待することのできなかった一人の人間の末路がここに描かれています。
神は私たちのすべての必要知り、偉大な計画をお持ちです。
その計画があらゆる方法によって、現実のものになろうとしています。
それは、時に私たちの予想や理解を大きく超えたものであるかもしれません。
その時に、あなたはどう反応しますか?
「まさかそんなことあるわけが」と一蹴することも、主のことばに真摯に耳を傾けることもできます。
王の付き人と対照の例として、イエスの母マリヤの信仰に学ぶことができます。
まだ男性を知らないマリヤの前に、御使いが現れ、イエスを身ごもっていることを伝えました。
マリヤは言った。
「ほんとうに、私は主のはしためです。
どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」
(ルカ1:38)
どうか主のことばが実現しますように。
私たちはこう祈ることができます。
そして事実、神のことばは成就するのです。
聖書には、神の偉大な約束がいくつも記されています。
その一つ一つの神の約束が実現することを信じて、期待して祈りましょう。
神にとって不可能なことは一つもありません。
(ルカ1:37)
国際ナビゲーター
鈴木 陽一






































